楽しく身に付けよう!メディア・リテラシー

セミナーの趣旨

メディア・リテラシーとは「メディアが形作る現実を批判的(クリティカル)に読み取るとともに、メディアを使って表現していく能力」のことです。現代では、メディアをインターネットまたはSNSと読み替えてもいいと思います。

SNSなどのインターネット上には多くのウソが潜んでいます。例えば2024年元旦に発生した能登半島地震でも、東日本大震災時の津波の映像をあたかも能登半島で起きているように加工した偽動画や、うその救助要請や支援金を求めるものなど、善意につけ込む悪質な投稿も多く、また回転すしチェーンでは、レーンの寿司を手で取って食べ、醤油差しを直接口に付けるなどの迷惑動画が拡散されるなど、愉快犯的な動画も多く見受けられてきました。

最近では、Xの収益化プログラムを利用できる条件を満たす目的での偽投稿や偽動画が多くなってきています。
偽情報は、真実の情報よりも、その拡散のスピードが速いことがわかっています。偽情報の方が真実の情報より刺激的であるために、ついつい「いいね」や「リツイート」をしてしまいます。

私たち、一人一人が高いメディア・リテラシーを身に付けていれば、このような刺激的な情報に接した場合でも「ウソかもしれないぞ」と、一旦立ち止まって考えることが出来るようになります。新型コロナ蔓延時に「トイレットペーパーが無くなる」という偽情報が拡散され、ドラッグストアのトイレットペーパーが一時陳列棚から無くなりましたが、メディア・リテラシーを身に付けていれば、このような偽情報の拡散を止めることができます。

少し話が飛躍するように聞こえるかもしれませんが、世界では「偽情報による認知戦」は、陸、海、空、宇宙、サイバーに次ぐ6番目の兵器と言われています。実際にクリミアは、ロシアから仕掛けられた認知戦により、戦争となる前にロシアに併合されてしまっています。

現在、台湾は中国からの偽情報に日々立ち向かっていますし、ウクライナも武器を持った戦争以外にもロシアからの偽情報とも戦っています。
戦争が起きる前には、必ず偽情報による認知戦が仕掛けられてきます。日本もいつ何時認知戦を仕掛けられて、知らない間に世論を分断させられるかも知れないのです。

このように、メディア・リテラシーを身に付けることが必須な時代、メディア・リテラシーを楽しく身につけて、情報が氾濫しているネット社会を安全に過ごしていきましょう!

「楽しく身に付けよう!メディア・リテラシー」セミナーの特徴

「楽しく身に付けよう!
メディア・リテラシー」
セミナーの特徴

主体性を養う

メディア・リテラシー生みの親とも言うべき、イギリスの教育学者であるレン・マスターマンは、「メディア・リテラシーの18の基本原則」のなかで、「メディア・リテラシーは、主体性を養うことを目的とし、その取り組みは能動的で参加型である」とし「互いに学び合うことを基本とし、グループ全体の洞察力とリソースにより学ぶことができる」としています。

グループワーク

メディア・リテラシーは、学校の通常に授業のように、「教える者と教えられる者」という関係ではなく、グループで話し合いながら新しい知識を能動的に作り上げることで、はじめて主体的に身に付けることができるものです。このセミナーでは、ゲーム形式なども用いながら、初対面同士が同じグループになった場合でも、楽しく学べるように工夫しています。

自ら気付く

メディア・リテラシーは教えられて身に付くものではありません。このセミナーはグループワークを中心として展開し、様々な事例を元に、能動的な気付きを促していきます。メディア・リテラシーに正解はありません。グループワークを通じて、「自ら気付くこと」に主眼を置き、常日頃からメディア・リテラシーを身に付けているようになることを目的としています。

こんなところで活用して頂けます

総合学習の時間など、学校の授業の一環として開催

  • 小学校から大学まで、年代に合せた授業設計が可能です。
  • 楽しく飽きさせないような演習を組み合わせて実施します。

 Ex:「かるた」を使ってメディアの特性を理解しよう!

    新聞記者になって、新聞原稿を作ってみよう!

    メディア・リテラシーに関する標語を考えてみよう!

地域の自治会や老人会でのセミナーとして開催

  • 高齢者がSNSを使った詐欺などに騙されないように オレオレ詐欺や還付金詐欺や架空請求詐欺など、その事例を挙げながら、リテラシーを養っていきます。
  • 偽情報の拡散に歯止めが掛けられる地域作りのために

 コロナ蔓延時にトイレットペーパーが無くなるという偽情報  により多くの人が一斉にトイレットペーパーを買いに走るといった行動も、地域全体のメディア・リテラシーを高めておけば、地域の目で食い止めることができるようになります。

子ども会や父母会など、子育てセミナーとして開催

  • 子どもが、SNSの犯罪(誘拐、性的被害など)に巻き込まれないために
  • SNSがネットいじめや不登校の原因とならないために
  • 子どもがネット依存に陥らないよう、スマホ利用の家庭内でのルール作成のために

セミナー開始までの流れ

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まずはお問い合わせフォームからご連絡ください。

 

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打ち合わせ(面会またはWEBにて)をさせて頂きます。

Japanese businessman wearing a suit giving a presentation
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「楽しく身に付けよう!メディア・リテラシー」セミナーを開催させて頂きます。

 

実績

名古屋市C高校 「メディア・リテラシーセミナー(スマホ時代の情報の接し方とその活用)」
愛知県A大学 「メディア・リセミナーセミナー(AIによるフェイク動画事例研究)」          

                                       他  

90分セミナー基本料金  無料

※講座準備実費+交通費実費のご負担をお願いする場合があります。
 詳細は、お問い合わせ下さい。